「算数がんばるよ」 鹿児島市・一倉小は3年ぶりの新入生迎える 公立小中学校で入学式
鹿児島県内のほとんどの公立小中学校で8日、入学式があった。新入生たちは保護者や地域住民が見守る中、希望を胸に新たな学校生活のスタートを切った。 【写真】3年ぶりの新入生を祝う一倉小学校の入学式=8日午前、鹿児島市喜入一倉町
鹿児島市の一倉(ひとくら)小学校は、地域住民ら約20人も見守る中、3年ぶりに新入生を迎えた。1年の馬場結愛(ゆい)さんは、2人しかいない在校生が手に持った、紙で作った花のアーチをくぐって入場。竹下龍二校長から教科書を受け取ると「算数の勉強を頑張りたい」と笑顔を見せた。 5年の内琥蒼冴(こうが)君、4年の内史結蒼(しゆう)君兄弟は、馬場さんと入学前から顔見知り。「結愛ちゃんはすごく元気で明るい。一緒に学校生活を楽しみたい」。校区で暮らす横井學さん(74)は「子どもが一人でも増えると、地域がにぎやかになる」と歓迎していた。 県教育委員会によると、本年度の新入生は公立小1万2952人、公立中1万4315人。8日は小学校438校、中学校185校で入学式があり、それぞれ10日まで開催を予定している学校がある。
南日本新聞 | 鹿児島