15大会ぶりに選手権に帰ってきた帝京が粘りに粘る京都橘を破り、2回戦進出!【開幕戦】
第103回全国高校サッカー選手権大会の開幕戦(1回戦)、帝京(東京B)対京都橘(京都)が12月28日に東京・国立競技場で行なわれた。開始早々にゴールを奪った帝京を京都橘が追いかける展開となり、一時は同点となるも、帝京が突き放し、2-1で勝利を飾った。 【写真一覧】国立で開幕戦を戦った帝京と京都橘。最後まで激しく熱い一戦となった ■2024年12月28日 全国高校サッカー選手権1回戦(@東京・国立) 帝京 2-1 京都橘 得点者:(帝)ラビーニ未蘭、宮本周征 (京)桐原惺琉
失点直後に突き放した帝京
15大会ぶりに選手権の舞台に戻ってきた帝京がいきなりネットを揺らした。前半5分の左CKの場面。MF堀江真広が入れたボールをDFラビーニ未蘭が打点の高いヘッドでとらえ、先制に成功する。京都橘もFW伊藤湊太やMF谷田伎倖杜の突破からクロスを供給し、同点を目指すが、スコアは動かず。前半はそのまま帝京がリードして終了した。後半も途中出場の高橋優がスピードを生かして突破を図るなど京都橘はたびたび猛攻を見せたが、帝京もGK大橋藍やDF田所莉旺を中心に落ち着いた守備で対応。緊迫した展開が続く中、今度は京都橘は左CKからネットを揺する。 73分、ショートコーナーから10番を背負う桐原惺琉が同点ヘッド。ついに追いついたが、その直後の35分、失点に気落ちすることなく気持ちを切り替えることに成功した帝京が、再び勝ち越すゴールを奪ってみせる。途中出場の宮本周征がボックス内に進入して、シュートをねじ込み、2-1ととすると、そのまま試合をクローズ。帝京が粘る京都橘を下し、2回戦へ駒を進めた。
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