「台風」で屋根が吹き飛び、まさかの全面リフォームに。戸建てはマンションと違って「修繕積立金」がないのでお得と思っていました…。
突然屋根が吹っ飛んだ!
地球温暖化のせいか、悪天候による災害が増えているように思います。数ヶ月前、Cさんの自宅も突風にさらされ、突然屋根が吹っ飛んだそうです。早急に補修工事をする必要があり施工業者に依頼したところ、他にも複数の補修が必要なことが分かりました。 事態は大きくなり、いよいよ家族は一時的に引っ越しをして全面的にリフォームすることになりました。「中古物件なので購入した時にリフォームをしたけれど、万全ではなかったのかも」「気になる部分はあったけれど、後回しになっていた」と後悔されていました。 同様にDさんの例もあります。こちらは築87年で、古民家といえそうな物件とのことです。水道管などのライフラインが老朽化しているのが気になり点検してもらったそうです。これまで不具合が起きることもなかったので、手付かず状態できました。 点検にきた業者は「どの設備も初めて見る旧式です」と驚き、「装置を博物館に展示したい」と持ち帰られたと聞きました。交換できる部品などもなくなっているので、工事は大掛かりなものになりました。こちらも一時的に引っ越してリフォーム工事中です。完成まであと2ヶ月かかるそうです。 リフォームのことを心配していないAさん。その時は、突然やってくるかもしれません。一戸建てに住む場合、マンションの修繕積立金のように費用を見積もることや、定期的に点検することを忘れがちです。 年を経るとどこかに劣化は生じますが、マメにメンテナンスすることでトラブルを最小限にできるはずです。“気になる”と感じたら早めの行動をお勧めします。 出典 (※)国土交通省 マンションの修繕積立金に関するガイドライン(令和6年6月改訂) 執筆者:宮﨑真紀子 ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士
ファイナンシャルフィールド編集部