アップル「iPhone」、中国市場で値下げしテコ入れ 実売価格が2割引で、4月の販売台数18%増加
(訳注:ファーウェイはアメリカ政府の制裁の影響で、2020年秋から3年近くにわたり5Gスマホの新製品を投入できなかった。詳しくは『ファーウェイ「自社設計チップ」搭載拡大の衝撃』を参照) ■ファーウェイ復活で思わぬ痛手 その後、ファーウェイはミドルクラスの「nova 12シリーズ」、ハイエンドの「Pura 70シリーズ」など、5Gスマホの新製品を続々と発売。同社の全面復活により、中国スマホ市場の構図は大きく変わった。
IDCのデータによれば、中国市場における2024年1~3月期のメーカー別市場シェアは、首位が栄耀(Honor)で17.1%、第2位がファーウェイで17.0%、第3位がOPPO(オッポ)で15.7%、第4位がアップルで15.6%、第5位がvivo(ビボ)で14.6%となっている。 ファーウェイが2023年10~12月期の第4位(市場シェア13.9%)から順位を2つ上げたのに対し、アップルは首位(同20.0%)から3つも順位を下げた。IDCの郭氏は、ファーウェイの躍進がアップルに与えた影響をこう分析する。
「復活後のファーウェイの売れ筋はMateシリーズやPuraシリーズなどのハイエンド機種だ。ミドルクラスはあまり売れていない。それだけに、ハイエンド市場で競合するアップルが最も大きな痛手を受けた」 (財新記者:覃敏) ※原文の配信は5月29日
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