旅客機が着陸に失敗し炎上…122人の死亡を確認 韓国・務安
日テレNEWS NNN
韓国南部・務安で29日朝、乗客乗員181人を乗せた旅客機が着陸に失敗して炎上する事故があり、これまでに122人の死亡が確認されています。 韓国メディアによりますと、29日午前9時すぎ、タイ・バンコクから務安に向かっていた、済州航空が運航するボーイング737-800型機が着陸に失敗して滑走路を外れ、壁に衝突して炎上しました。 尾翼側から乗客の救助が進められ、乗客乗員181人のうち、2人が救助され、病院で手当てを受けています。 一方、これまでに122人の死亡が確認されていますが、地元消防は搭乗者の多くが機体の外に投げ出され、安否不明者のほとんどは亡くなっているとの見方を示しています。 地元当局によりますと、事故があった旅客機は着陸装置が機体から出ず、一度着陸を試みたものの断念していました。 その後、胴体着陸を試みましたが。速度が落ちきらずに滑走路から外れ、炎上しました。 鳥などが衝突したことで、着陸装置が出なかったとの見方が出ています。 搭乗者に日本人は確認されていません。 今回の事故を受け、済州航空は「被害に遭われたすべての方々に、お詫び申し上げます。事故収拾のために、すべての努力を尽くします」とコメントしています。 また事故が起きた旅客機を製造したアメリカのボーイング社は、哀悼の意を示すとともに、「済州航空と連絡を取り合っている」としています。