料理でよく使う表現「ひとつまみ」「少々」 違いは“使う指”
料理でよく使う「ひとつまみ」と「少々」。その違いは「使う指」にあることをご存じでしたか? 【画像】「少々」と「ひとつまみ」どの指使う? 大手食品メーカーの広報に聞いてみた
■「少々」「ひとつまみ」の違い 気持ちの問題?
おいしいお肉の仕上げに「塩を少々」。枝豆やポテトフライに「塩をひとつまみ」。 料理でよく使う「少々」と「ひとつまみ」。この違いについて、知っていますか? 街の人(40代) 「ひとつまみは、ひとつまみ。少々は少々?2回ぐらい?」 「全然分からないです、考えたことない!」 街の人(60代) 「ひとつまみだと、指2本」 街の人(70代) 「少々という方が多少多い感じ。ひとつまみは、本当にひとつまみ」 街の人(60代) 「その時の気分によって変わる」 「ひとつまみの方が多いと思う。自分としては」 量の違い?塩を振る回数?それとも、気持ちの問題?「少々」と「ひとつまみ」の違いとは、何でしょうか。
■「少々」「ひとつまみ」簡単な覚え方
大手食品メーカー味の素で、食や料理の情報を発信する料理好きの広報・瀧本有加さんに教えてもらいました。 味の素 瀧本有加さん 「違いは使う指が関係している」 「塩少々は、親指と人差し指の指2本。ひとつまみは、親指と人差し指。さらに中指を加えた3本で計った分量になります」 「少々」と「ひとつまみ」の違いは、使っている指の数でした。 「少々」とは、親指と人差し指の先でつまんだ分量で、およそ0.6グラム、小さじ8分の1程度です。 一方、「ひとつまみ」は、親指、人差し指、中指の3本でつまんだ分量で、およそ1グラム、小さじ5分の1程度の量です。 街の人(60代) 「倍違うんですね。ずいぶん違いますね」 街の人(40代) 「今まで料理の本を見てやる時、すごく適当だったかも。すごく入れていたかもしれない」 ただ、味の素の瀧本さんは「あくまでも目安としてほしい」といいます。 瀧本さん 「ひとつまみだから多すぎたなどあまり考えず、ご自身の感覚で足りなかったら足す、多すぎたら、減らすことを意識して」 「少々」は、親指と人差し指の先でつまんだ分量。「ひとつまみ」は、親指と人差し指と中指でつまんだ分量でした。 街の人(60代) 「何十年も間違えていました。きょうから心改めて」 街の人(40代) 「自慢したいと思います」 「少々」と「ひとつまみ」で使う指とその量の簡単な覚え方も教えてもらいました。 「3本指ひとつまみで1グラム。その半分が2本で少々」というふうにすると覚えやすいということでした。
テレビ朝日