世界最大のトン数の「FPSO船」が江蘇省から出航・中国
【東方新報】世界最大トン数の「浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備船」である「M026 FPSO」が16日、江蘇省(Jiangsu)啓東市(Qidong)のドックを出航した。 「M026 FPSO」を曳航(えいこう)する船団の全長は784.2メートルに達し、長江(Yangtze River)における曳航作業の最長記録を樹立した。 FPSO曳航船団は、「M026 FPSO船」、巡視艇、タグボート、エスコート船で構成されている。FPSO船自体は、全長335メートル310センチ、幅60メートル、船底から甲板までの高さ33メートル515センチの大きさだ。 「M026 FPSO船」は、「中遠海運重工(COSCO Shipping Heavy Industry)の子会社の「啓東中遠海運海洋工程(COSCO Qidong Offshore Engineering)が建造した世界最大のトン数と最大の石油貯蔵容量を誇る FPSO船 だ。その機能から「浮遊式海洋製油所」とも呼ばれる。 「M026 FPSO船」はブラジルの超深海油田開発プロジェクトに投入される予定だという。 この船は、1日当たり18万バレルの石油生産、1200万標準立方メートルの天然ガス処理、および最大140万バレルの原油貯蔵が可能である。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。