4番2試合目で一発 岸、停滞ムード変える―プロ野球・西武
2試合目の4番起用に、アーチで応えてみせた。 西武の岸が三回にリードを広げる3ラン。渡辺監督代行も「貴重な本塁打だった」と評価する値千金の一発だった。 プロ野球速報 (22日) 一回に栗山の先制犠飛で、32イニング連続無得点の不名誉な記録はストップ。悪い流れを断ち切った後の三回1死一、二塁で、1ボールからの直球をフルスイングで捉えた。「飛距離的には入ったと思ったので、切れるなと(願った)」。左翼ポール方向に伸びた打球は上段席に達した。 プロ5年目で初めて座った前日に続く4番。「打順は一切関係ない。自分のやれることをしっかりやろうと思っている」と平常心で臨んでいる。 チームはあの手この手で現状打破を図り、この日は試合前練習でフリー打撃をしなかった。渡辺代行は、今季9人目の4番打者となった岸について「たまに一発で仕留める持ち味が出た。今の攻撃陣では4番かな」と辛口ながら、働きを認めた。