「Jリーグ→海外」最高額は? 歴代移籍金ランキング8位。浦和に7億も残した!? たった1年の在籍も、強烈だったFW
明治安田Jリーグの2024シーズンが開幕した。今季も予想外の選手が大ブレイクを果たし、私たちに驚きと興奮をもたらしてくれるだろう。多額の移籍金を残して海外クラブへステップアップする逸材が現れるかもしれない。そこで今回はJリーグから海外へ移籍を果たした選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍に関する情報やスタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。
8位:ラファエル・シルバ(ブラジル) 生年月日:1992年4月4日 移籍:浦和レッズ→武漢卓爾(中国) 移籍日:2018年1月18日 移籍金:500万ユーロ(約7億円) 浦和レッズで過ごしたのは1シーズンという短い期間ではあったが、ラファエル・シルバが同クラブに残した功績は大きい。 シルバがJリーグの舞台に足を踏み入れたのは2014年のことだ。夏の移籍市場でスイス2部(当時)のルガーノからアルビレックス新潟へ完全移籍を果たした。新潟では3シーズンに渡ってプレーし、2016シーズン終了後のオフの期間中に浦和レッズへの完全移籍が発表された。新潟時代に引き続き、浦和でも最高のパスレシーバーとして、そしてフィニッシャーとして大活躍。絶妙なファーストタッチで対峙する相手DFを置き去りにしてシュートまで持ち運ぶプレーが印象的だ。 そんなシルバの十八番のプレーが存分に発揮されたのが、2017年に行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝戦2ndレグのアル・ヒラル戦だ。1stレグでも自らドリブルで打開してゴールを奪った同選手は、2ndレグで浦和の優勝を決定づける1ゴール。味方選手からのパスを引き出し、ターンして相手選手と入れ替わると強烈なシュートをゴールネットに突き刺した。唯一無二のファーストタッチが、浦和をアジア王者へと導いている。 2018年1月、シルバはACL優勝を置き土産して浦和から武漢卓爾(中国)へ移籍することを決断した。その移籍金は500万ユーロ(約7億円)とされており、これはJリーグから海外クラブへの移籍の中で歴代8位の金額だ。ちなみにその武漢卓爾は2023年に経営難により解散し、現在は消滅している。
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