過剰な販売ノルマ課したか 「ハーレーダビッドソンジャパン」に立ち入り検査 公取委
正規販売店に過剰な販売ノルマを課すなどした疑いがあるとして、公正取引委員会はオートバイ販売会社「ハーレーダビッドソンジャパン」に対し、独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査に入ったことが関係者への取材でわかりました。 関係者によると、「ハーレーダビッドソンジャパン」は2020年頃から正規販売店に対し、達成がほぼ不可能な販売ノルマを設定し、達成ができない場合は正規店としての契約を更新しないことを示唆していた疑いがあるということです。 ノルマを達成できなかった販売店の中には、役員や従業員らが「自腹」で新車を購入し、ノルマを穴埋めしていたケースもあり、中には資金繰りが悪化して廃業した例もあるということです。 公正取引委員会は、取引上の強い立場を利用して相手側に不利益を与える「優越的地位の乱用」を禁止しています。