ふたりで押さないと出てこないシャンプーボトル!? 「親子でのおふろスキンシップ」について花王担当者に聞いた
<strong>開発にあたり、困難だったこと</strong>
にこニコボトルの開発にあたっては、困難なこともあったという。 「ボトル自体についてはプロダクトデザイナーがいるので、形にするのは難しいことではなかった。イベントの運営までは普段なかなかやらなかったので、イベントを実施することのほうが難しいと感じました」と話す松田さん。 イベントをどのように行うのか、難しさがあったようだ。
<strong>イベントで集まった声</strong>
今回イベントを開催した小杉湯には、浴室にスタッフがいて子どもの入浴をサポートし、小さい子どもがいてもゆっくりお風呂につかれるという”パパママ銭湯”という仕組みがある。 この”パパママ銭湯”の仕組みが、親子のコミュニケーションを生むきっかけになるのではないかと考えた。そして、親子の笑顔をつくるという目的を達成できると考え、小杉湯がイベントの場所に選定された。 イベント後のアンケートで集まったのは次のような声が。 「親子でお風呂に入ることの大切さに改めて気づいた」 「お風呂に入る時間を増やしたい」 「共同作業楽しい」 それ以外にも 「自宅にもほしい!」 「発売してほしい」 などの声が届いた。 松田さんは「喜んでいる様子を目の当たりにできたこと、笑顔で使っているのを見れて嬉しかった。普段の業務では生活者のみなさまと交流する機会があまりなかったのでモチベーションにも繋がりました。子どもたちが楽しそうにしていたのがすごく嬉しかったです」と話す。 中にはボトルのイラストを描いてくれる女の子もいたとのこと。気に入ってくれてにこにこしている様子を見て、企画してよかったと感じたという。
社内からも反響が
イベントを通してたくさんの温かいコメントが寄せられたにこニコボトル。松田さんは、今後も引き続き開催を検討していきたいと話す。 また、簑部さんは「(笑顔あふれる親子時間を創出するためには)1回きりで終わったら花王としても意味がないと私たちも思っています。コツコツ続けていくことが大事だと思っているので続けていきたいです」と話した。