【巨人】今季初2試合連続完封負け…投打で課題残し阿部監督“2秒会見”「なにもない」
<日本生命セ・パ交流戦:巨人0-5オリックス>◇8日◇東京ドーム 巨人が今季初の2試合連続完封負けを喫した。 【写真】チャンスを生かせず、ぼう然とする阿部監督(中央) オリックス斎藤響介投手(19)を前に打線は0行進。単発4安打に終わり前夜に続く10度目の完封負けで、これで20イニング連続無得点となった。3点を追う4回の攻撃前には円陣を組み、二岡ヘッドがベンチ前で猛ゲキを飛ばすと、連続四死球で無死一、二塁のチャンス。それでも坂本が空振り三振、立岡が左飛、大城卓も空振り三振に打ち取られて、相手投手にプロ初勝利を献上した。 先発グリフィンも2軍再調整を経て40日ぶりの1軍登板で、初回先頭から二塁打を浴び先制点を奪われる立ち上がり。5回8安打3失点と精彩を欠いた。投打いずれも課題を残し、5カードぶり負け越しが決まった試合後の会見では阿部監督自ら「最短4秒だったよな。2秒でいこう」と切り出し「なにもない」。5月18日広島戦(マツダ)後、15残塁で逆転負けした際の「4秒会見」を更新する「2秒会見」で会見場を後にした。 ○…丸が23試合連続出塁とした。7回2死一、二塁から遊撃への内野安打を放った。これで7試合連続安打にもなった。自己最多は広島時代の18年にマークしたセ・リーグ歴代5位の46試合。「明日につながると思います。いかに甘い球を一振りで仕留められるか。初対戦だと探り探りの部分も出てくる。自分のストライクゾーンをもう1回把握し、割り切って入ることも大事」と好球必打で出塁を続けていく。 ▽巨人グリフィン(5回8安打3失点で2敗目)「先制点を取られ、追いかける展開を作ってしまったのがよくなかった。どの球種もなかなか操るのが難しかった。次回はストライク先行のピッチングをできるようにしたい」