なぜ?民放各局で23時台の“アニメ枠”が急増中…テレ朝も来春新設で「ぬ~べ~」など放送、フジテレビも繰り上げ編成
テレ朝は成果も見せつつ「新たなアニメ事業の創出」掲げる
こうした動きの背景には、世界的な日本アニメの人気の高まりを追い風に、視聴者のニーズに応えるためと受け取れるのはもちろん、ビジネスの観点では各局のアニメに対する期待の高さがあるとみられる。電波媒体の「放送枠」という強力な資産をさらに活かせる取り組みと取れそうだ。 特にテレ朝はその傾向が強く、今年発表した新経営計画のなかで「新たなアニメ事業の創出」「コンテンツを活用した新たなビジネス領域に果敢に挑戦する」を事業戦略に掲げた。実際、昨年に全国ネットで放送したアニメ『僕の心のヤバイやつ』は海外販売において「枠史上最高契約額を記録」するなど、成果も見せている。『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』や系列の「ニチアサ」などで培ったアニメ放送のノウハウを基盤に、新しい取り組みを促進すると意気込んでいた。
編集部 経済・社会担当