二階堂ふみ「遠い山なみの光」で広瀬すずと共演、謎多き女性・佐知子役
広瀬すずが主演を務める日英合作映画「遠い山なみの光」に、二階堂ふみが出演していることが明らかになった。 【画像】「遠い山なみの光」より、広瀬すず演じる悦子(他4件) カズオ・イシグロが1982年に発表した同名小説を「ある男」の石川慶が映画化した本作。日本人の母とイギリス人の父を持つ作家志望のニキは、自著執筆のため母・悦子が1人暮らす実家を訪れる。ニキと数日間をともにする中で、最近よく見る“ある夢”について語り始める悦子。それは、まだ悦子が長崎で暮らしていた頃に知り合った謎多き女性・佐知子とその幼い娘の夢だった。 佐知子を演じる二階堂は今回の発表に際し「この作品に参加させて頂き、改めて、当時の女性たちが何を抱えて生きていたのかを、登場人物を通じて感じていくような経験でした」と述べ、石川組初参加の喜びをにじませる。石川は彼女を「鮮烈な印象を残す必要もありながら、高い抽象度を求められる困難な役でしたが、二階堂さんの役に対する、そして映画全体に対する理解度には毎シーン驚かされました」と絶賛した。 「遠い山なみの光」は、2025年夏に全国で公開。 ■ 二階堂ふみ コメント この作品に参加させて頂き、改めて、当時の女性たちが何を抱えて生きていたのかを、登場人物を通じて感じていくような経験でした。 石川監督はじめ素晴らしいスタッフの方々とご一緒できたこと、とても光栄に思います。 ■ 石川慶 コメント ネタバレになってしまうので、なかなか役の話ができないのがもどかしいのですが、二階堂さんに演じてもらった佐知子は、この映画の登場人物としても、この時代に生きた女性としてもひときわ異彩を放つ、非常に重要な役です。鮮烈な印象を残す必要もありながら、高い抽象度を求められる困難な役でしたが、二階堂さんの役に対する、そして映画全体に対する理解度には毎シーン驚かされました。 今、編集室で、二階堂さんが放つその異彩が、いかにこの映画を彩り豊かなものにしてくれているかを実感しています。そしてなにより、広瀬すず、二階堂ふみという現代日本映画界の最高峰のふたりが、同じフレームにおさまっているのを見るだけでも、震えるような感動を覚えます。早く、みなさんとこの感動を共有できるよう、もう一息がんばります! (c)「遠い山なみの光」製作委員会