掃除中に「紙の通帳」を発見! ずっと記帳していなかったけど、このまま捨てるのはNG? 大丈夫かどうかの“チェックポイント”とあわせて解説
紙の通帳を捨てる場合の注意点は?
通帳には氏名、口座番号、お金の流れといった個人情報が記載されています。特に危険なのが、通帳に届出印が押されているケースです。 近年は通帳に届出印を押さないことが主流となっていますが、届出印が押されている場合、偽造されてお金を引き出される可能性があるため、そのまま捨てることは避けましょう。 届出印が押されていない場合でも、個人情報が悪用される可能性は捨てきれません。シュレッダーやハサミで細かくする、油性マジックなどで個人情報を塗りつぶす、といった対応が必要です。
時代は通帳を減らす方向に進んでいる
発行するコスト削減、資源の節約といった観点から、近年は多くの銀行において通帳を廃止する動きが進んでいます。「通帳必須」の手続きもどんどん減ってきており、インターネットバンキングを使いこなせているのであれば、通帳はいらないケースが多いはずです。 ただし、通帳は個人情報が詰まっているものであり、そのまま捨てることで悪用されるリスクは否定しきれません。出てきた古い通帳を捨てる前には、個人情報が漏れないような対策を講じましょう。 執筆者:浜崎遥翔 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
ファイナンシャルフィールド編集部