【大学野球】大経大 明石商の県準V右腕が二刀流デビュー 高代延博監督「投打で主軸になり得る選手」
◆関西六大学野球春季リーグ戦 ▽開幕節3回戦 大経大8―1大院大(8日・南港中央) 昨秋2位の大経大が、同5位の神院大に大勝し、2勝1敗で勝ち点1をあげた。 8点リードの9回、1年生右腕・横山楓眞(明石商)が初めて公式戦のマウンドに上がった。1イニングを2安打1四球1失点。「全然ダメでした。全般的に球も抜けていて、指にもあまりかかっていなかった。出し切れなかったかなというところで、反省点ばかりです」と振り返った。 昨夏、明石商のエースとして兵庫大会準Vに貢献。侍ジャパンや阪神、オリックスなどでコーチを歴任した高代延博監督から声をかけてもらったことをきっかけに、大経大に進学した。「できるところまでやりたい」と、大学でも二刀流を続けることを志願。1、2回戦では野手として出場し、6日の開幕戦の9回には二塁打を放った。ルーキーながら開幕節から投打で出場を果たした横山を、指揮官も「投打で主軸になり得る選手だと思っている」と期待を寄せる。 横山は「(プロには)高校で行きたかったですけど、行けるレベルに達していなかったので、大学卒業後は絶対プロに行くという気持ちで入ってきた。1年生から出してもらっていますけど、結果を出さないと意味ないので。今の結果では全然貢献できていないので、これから貢献していきたいなと思います」と意気込んだ。
報知新聞社