中国甘粛省地震から1週間 復旧作業、生活再建に不安
【積石山県共同】中国甘粛省臨夏回族自治州積石山県を震源とする地震の発生から25日で1週間。夜間は連日氷点下10度以下となる厳しい寒さの中、がれき撤去や仮設住宅建設など復旧に向けた作業が続いた。高齢の被災者からは生活再建への不安の声が上がった。 地元当局者の案内で約2千人がテントに身を寄せる同県大河家鎮の避難所を訪れると、炊き出しを求める長い行列ができていた。避難所は地域の中心部に位置し、物資も豊富に見え、目立った混乱はないようだった。だが当局者が記者に復旧が順調に進んでいると説明していると、通りかかった男性が「被害の大きさをきちんと見ているのか」と詰め寄る場面もあった。