忠誠心が半端ない! J2選手、同一クラブ在籍年数ランキング17位。昇格の立役者!? 九州一筋のテクニシャン
国内外の移籍市場が活発になった現代サッカー。しかしその中でもワンクラブマンとしてクラブに忠誠を誓う選手がいる。今回はデータサイト『transfermarkt』から現役J2リーグ選手の同一クラブ在籍年数ランキングを紹介する。※現所属クラブでの在籍期間を扱う。在籍年数、成績は3月2日時点。
17位:中原秀人 生年月日:1990年10月29日 所属クラブ:鹿児島ユナイテッドFC 在籍年数:6年7ヶ月 17位にランクインしたのは、鹿児島ユナイテッドFCに所属するMF中原秀人だ。これまで地元“九州一筋”のキャリアを歩んできた中原は6年7ヶ月を鹿児島で過ごしている。 アビスパ福岡でプロキャリアをスタートさせた中原は加入2年目まで同クラブで継続的にプレー機会を得ていたが、3年目となる2015シーズンからプレー時間を減少させてしまう。出場機会を求めて2017年冬にギラヴァンツ北九州に移籍するがここでも出場数を伸ばすことができず、同年夏に鹿児島に加入することとなった。 チーム屈指のテクニシャンである中原は鹿児島のビルドアップの要となり、加入2年目の2018シーズンにボランチの定位置を掴んでスタメンに名を連ねるようになる。第33節アスルクラロ沼津戦ではJ2昇格を大きくたぐり寄せる決勝ゴールを奪う活躍を見せ、サポーターの記憶に強く刻まれる存在となった。 2019シーズンを21位でフィニッシュした鹿児島は降格して再びJ3を戦うことになったが、中原は中盤でチームを支え続け、2023シーズンにクラブを2度目のJ2昇格へ導いている。クラブと苦楽を共にしたベテランは、今季こそ鹿児島をJ2残留に導くことができるか。
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