宮田笙子、NHK杯13年ぶり3連覇&初五輪に“王手”「楽しめるように」直前に左太もも負傷も「やり切りたい」
◆体操 ▽パリ五輪代表選考会兼NHK杯 第1日(16日・高崎アリーナ) 女子予選は4月の全日本選手権の得点を持ち越し、個人総合で争われ、全日本女王の宮田笙子(順大)が合計162・863点で首位をキープした。 大会直前に左太ももを負傷。不安を抱えながらの演技に「試合じゃなかったらできなかった」。それでも跳馬では全体1位の14・300点、段違い平行棒も全体3位の13・766点と高得点を並べた。最後の床運動は着地が大きく乱れ、11・733点と得点が伸びず。最後は床に座り込み「緊張が解けて痛みがあった」という。 アクシデントに苦しみながらも、首位で最終日を迎える。2009~11年大会を制した鶴見虹子以来、13年ぶりの3連覇&初の五輪代表に“王手”を懸け「やり切りたい。決勝は楽しめるようにしたい」と意気込んだ。 パリ五輪代表は、18日に行われるNHK杯決勝の結果で決まる。女子は上位4人と、チーム貢献度で1人が選出される。
報知新聞社