元SKE48 高柳明音 デビュー15周年記念ソロライブ「愛を届けます!みんな受け取って」
元SKE48の高柳明音が24日、デビュー15周年記念ソロライブ「高柳明音 15th Anniversary LIVE」をSHIBUYA PLEASUER PLEASUERにて開催した。 【写真】ソロライブで熱唱する高柳明音 満員の会場が開演前から熱気に溢れる中、「みなさんこんにちは!是非立ってください!」と声高らかにステージ袖から登場した高柳。観客を煽ると、SKE48に加入後、初めて選抜メンバーに選ばれた楽曲「青空片想い」を披露。会場は明音コールと緑と黄のペンライトに染め上げられる。続く、「S子と嘘発見器」では「今日だけは明音ちゃん推しだと誓える人?」と投げかけるとファンも「ハーイ!」と呼応し、コミカルでキャッチーなメロディーと彼女のパフォーマンスの中に潜むユーモアがファンを魅了した。 「15周年記念ライブ始まりました!」呼びかけると、ファンの盛り上がりに思わず「すごーい!」と驚きを見せる。続けて1曲目に「青空片想い」を披露したことについて「始まったなという感じがするけど、歌詞が1番難しい」と明かすと、会場からは笑い混じりのざわめきが起こった。それでも、「SKE48の中でも盛り上がる楽曲であり、私自身の思い出深い楽曲でもあるので、しっかりみんなが乗ってくれるかなっていう思いで決めました」と続けた。 自身が参加していたユニット、セレクション8の楽曲「寡黙な月」では手拍子やオレンジのペンライトを振る心が浮き立つような軽やかなメロディに高柳の深みのある歌声が引き立つ。 ゲームコーナーに入ると、15周年にちなみ「15人ぴったりを叩き出せ!」題し、高柳から15人ぴったりが該当するような質問をし、ぴたり賞を叩き出そうというゲームでファンとの交流を深めた。そして見事15人ぴったりを当てることに成功し、封筒が手渡されると「マッサージ券」と手書きで書かれた紙が入っており戸惑いも見せる場面も。後日に、高級マッサージがプレゼントされるとわかると、客席から歓声が起こった。 ファンとの交流を深めた高柳は、ペンライトの色をピンクにするように呼びかける。卒業ライブの一曲目にするくらい思い入れのあるという「愛の数」を披露。曲のサビではゲームコーナーで獲得したサイン入りのお菓子を「愛を届けます!みんな受け取って!」と客席に投げ込んだ。そして次の曲が最後になりますと伝えると、場内が暗転し、新曲の作詞やレコーディングに熱心に励むメイキング映像が流れる。新曲のタイトル「星、流れる夜に君を想う」の文字が映し出され、タイトルを読み上げるとイエローの衣装に身を包んだ高柳にスポットライトが照らされる。デビューから15周年、支え続けてくれたファンへの感謝など伝えたいことを詰め込んだ初めて作詞したという歌詞に、SKE48でも「ごめんね、SUMMER」などのヒット曲を手掛ける俊龍さんの優しいメロディが合わさった新曲を、しっとりと感情を込めて歌い上げた。「15周年記念ライブに遊びに来てくれてありがとうございました!」と感謝を伝え本編は終了した。 そして、割れんばかりの「あかねまちゅりだ ちゅりちゅり」とアンコールが発生。スクリーンに15年前と映し出されると高柳がデビューするきっかけとなったSKE48加入オーディションの時の歌唱映像が流れる。ライブのグッズTシャツに青のドレス風のスカートで再び登場した高柳はSKE48卒業時にソロ曲として送られた「青春の宝石」を披露。「SKE48での12年、卒業してからの3年。あっという間だったけど、思い出が数えきれないほどあります。これからもよろしくお願いします」と感謝を伝えながら感情を込めながら歌い上げる。同曲をセットリストへ入れた思いについて、卒業ライブはコロナの影響で制限がある中で直接この曲を聞くことが出来ずにいたファンの気持ちに寄り添い「この曲を直接聞けなかった方が多かったから、改めてこの曲を歌いたいなと思いました」と話し、卒業から3年の時を経てファンと当時のことを共有する時間となった。 その後はSKE48時代に所属していたチームKⅡの公演タイトル曲で「ラムネの飲み方」を歌い終えると16年間一緒に過ごした”愛鳥”への思いを初めて語った。SKE48加入前から支えとなっていた鳥は彼女に寄り添う大切な存在だったが、七夕の日に命が尽きたという。その中で今回披露した「星、流れる夜に君を想う」には、”愛鳥”への思いも込められており、「心の整理はついていないけれど、いつか伝えたかった」と話し、ファンへの思いと共に涙しながら胸の内を明かした。 会場がしんみりとした空気になっていたところ、スクリーンの明かりが灯ると驚きを見せる高柳。SKE48時代を共に過ごした当時のメンバーからの15周年をお祝いするサプライズメッセージが届けられると懐かしい仲間からの祝福に驚きと喜びの表情を見せた。 そしてラストスパートを迎え、「ぶち上がる曲持ってきました!みんなエモい気持ちになりながらラストスパート盛り上がれますか!」と話すとエネルギッシュでアップテンポな「抱きしめちゃいけない」、「DADAマシンガン」を続けて全力で熱唱。ファンも気合いの入った明音コール会場は熱と熱の応酬で熱気に包まていたが、さらに高柳が「明音コール行くぞ!」と畳みかけるように煽り、ファンも声を枯らすくらいに叫んだ。ステージと客席の熱と熱がぶつかり合うような盛り上がりを見せ、ライブのクライマックスにふさわしい最高の熱狂に包まれた時間となった。 (よろず~ニュース編集部)
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