<センバツ>一本歯の下駄で下半身鍛え 大分4番中尾が先制二塁打
○大分4―1松山聖陵●(27日・甲子園) 大分の4番・中尾が、下半身の粘りを生かして先制の二塁打を放った。一回1死一、二塁。3球目のスライダーを、軸足の膝を落としてすくい上げた。「直球を狙っていたが、うまく反応できた」と、打球は右中間を深々と破り、2者を還した。普段の学校生活では高さ約5センチの歯が1本のゲタを履く。「常にバランスを意識するので、下半身が鍛えられる」。八回は中前打した中尾は「日ごろの積み重ねを発揮できた」と笑顔だった。 【松山聖陵vs大分、熱戦の模様を写真特集で】