亡くなった中山美穂さんがLIVEを行う予定だったビルボード大阪には多くのファンの姿が見られた（撮影・前岡正明）

　女優で歌手の中山美穂さんが6日、都内の自宅で死亡していたことが分かった。54歳。自宅の浴槽で倒れている様子を発見した関係者が119番通報。正午過ぎに搬送先の病院で死亡が確認された。 【写真】中山美穂さんのLIVE中止をお知らせする案内板 　中山さんはこの日、大阪市のビルボードライブ大阪で「Miho Nakayama Christmas Concert2024 in Billboard Live」を開催予定だったが、直前に体調不良による中止が伝えられていた。 　関係者によると、中山さんはこの日午前7時まで、仕事の打ち合わせについて、LINE（ライン）でやりとりをしていたが、午前9時に乗る予定だった新幹線のホームに姿を見せず、連絡が取れなくなった。 　その後、事務所の職員が中山さんの自宅を訪れたところ、浴槽内で溺れているような状況でいたのを発見した。 　ビルボードライブ大阪は、昼過ぎに事務所と「体調不良で休演させていただきたい」と連絡が取れたものの、それ以降は連絡が取れない状態で、中山さんの急死も報道を通じて知ったという。中止により予約はキャンセル。払い戻しが順次、行われる。 　同所には、訃報を知った多くのファンや報道陣が集まった。会場の入り口には公演の中止を知らせる案内板が置かれ、入り口横には、中山さんのライブ開催を知らせる告知が掲示されており、多くのファンが手を合わせていた。【阪口孝志】