「頭にあることを表に出し過ぎ」石破茂首相の年末年始の発言に対する批判の声が
ブーイングとボヤキ
ラブコールを送られたようにも見える野田、前原の両氏は年頭の会見で大連立の可能性について共に否定した。野田氏は「少数与党に陥っているから苦し紛れの発言、抱きついてきたいのかなと思う」とも述べた。 「永田町からは“石破氏は頭にあることを表に出し過ぎだ”といった声が上がっていますね。先の臨時国会では丁寧に説明する姿勢が高評価を受ける部分もあったのですが、内閣支持率だけを考えれば今回の発言については特にしなくても良かったのではないかとの見方が強いようです。そこまで国民受けする内容ではないということでしょうね。石破氏をめぐっては相談できる側近がいないという指摘もあります。一方、周囲がいさめてもそれを受け入れない意固地な部分もあるとのブーイングも聞こえてきています。安倍政権時の今井秘書官のように全身全霊で支えるスタッフがいないとのボヤキもありますが、そこまで求めるのは酷かなと個人的には思いますね」(同) 参院選で与党過半数割れが見込まれ始めれば「石破おろし」が吹き始めるのは必至と見られる。顔を変えて勝てるほど選挙は甘くなさそうだが、石破政権にとって前途多難な半年間となりそうだ。 デイリー新潮編集部
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