【時系列でわかる⑧】発生から1週間 雪に見舞われる被災地(1月8日午後9時更新)
能登半島地震の発生から1週間となる8日、石川県内の犠牲者は168人に増えました。2万8000人以上の方が避難を余儀なくされるなか、被災地は大雪に見舞われました。この雪と寒さが避難生活に影響を及ぼしています。発生からの動きを、時系列でまとめました。 (※情報は随時、更新します)
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【8日 10:33】石川県の死者161人に 前日から33人増
8日午前9時現在の発表によると、能登半島地震による石川県の死者は161人と、前日から33人増えました。安否不明者は103人で92人減りました。 地震発生から1週間がたった8日、輪島市では31人、珠洲市では48人の安否不明者がいるとされています。現場では、雪の積もる中、懸命の捜索が行われています。住宅の被害も1390件と、被害の規模が大きくなっています。
【8日 12:19】新潟市内では「り災証明書」申請が3100件超
新潟市内では、り災証明書の申請が3100件を超え、生活への影響が広がっています。 液状化による住宅への被害が相次いでいる新潟市西区では8日も被害状況を調べる調査が行われていました。 新潟市内では1月7日時点で公的な支援を受けるのに必要なり災証明書の申請が3109件に上り、そのうち西区だけで2387件となっています。
【8日 13:56】被災地に積雪…建物倒壊の恐れも
地震発生から1週間を迎えた珠洲市は7日から雪が降り、倒壊した建物にも雪が降り積もっています。地震によってゆがんでしまった建物も多くあり、雪の重みによって、さらなる倒壊が心配されていました。 市役所の人は「積雪によって物資の輸送に時間がかかり、配給が遅くなったり、雪で道路のひび割れが見えづらくなる危険もあり、心配している」と話していました。また、被災者からは雪によって家などの片付けができないという声も聞かれました。
【8日 14:00】「今後1か月程度、震度5強以上に注意を」 気象庁が会見
最大震度7を観測した能登半島地震から8日で1週間となりましたが、気象庁は会見を開き、地震活動は依然として活発で、今後1か月程度は最大震度5強程度以上の地震に注意するよう呼びかけています。 1日に発生した、最大震度7の揺れを観測した能登半島地震から1週間。気象庁によりますと、1日から8日午後1時までに震度1以上を観測した地震は1219回発生しているということです。 気象庁は8日、会見を開き、依然として活発な地震活動が続いていることから、今後1か月程度は最大震度5強程度以上の地震に注意してほしいと呼びかけました。 また、2020年12月から能登地方で続いている群発地震活動と比べて、広い範囲で強い揺れが発生しているほか、海底で大規模な地震が発生した場合、津波のおそれがあるため、今後も強い揺れと津波の情報に注意してほしいということです。