鹿児島・奄美市の高校生たちが「泥染め」体験 奄美大島の伝統工芸品「大島紬」を学ぶ
鹿児島テレビ
鹿児島県奄美市の高校生が、奄美大島の伝統工芸品「大島紬」の製造工程のひとつ、泥染めを体験しました。 泥染め体験は、地元の伝統工芸品について学んでもらおうと、奄美高校が実施したもので、この日は家政科の1年生30人が泥染めに挑戦しました。 生徒たちは大島紬の製造工程が見学できる鹿児島県龍郷町の「大島紬村」を訪れると、輪ゴムでとめた白い布を、シャリンバイから煮出した赤茶色の染料と石灰水につけ、そうして赤茶色に染まった布を泥田の泥で染めていきます。 こうすることでシャリンバイに含まれるタンニンと泥の鉄分が混ざり合い、布は独特な光沢を伴った深みのある黒色に染まるということです。 最後に染め上がった布の輪ゴムを外すと、独特の模様が浮かび上がり、生徒たちは歓声を上げていました。 泥染めを体験した生徒 「かわいい」 「奄美の文化に触れて楽しかった」 「特に意識はしていなかったが、ここがハートになったのでめっちゃうれしいです」 生徒たちは卒業までに、大島紬の「織り」や「着付け」も体験する予定だということです。
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