【J1鹿島のボランチが熱い。土居聖真と佐野海舟の言葉から読み解く競争の構図(1)】磐田戦の1-0勝利を支えたボランチ・土居聖真のビジョン……J1屈指の内部競争
鹿島アントラーズのボランチがホットゾーンになってきている。代表ウィーク明けに行われたホームでのジュビロ磐田戦で、ランコ・ポポヴィッチ監督は負傷明けの佐野海舟に代わり、二列目が本職の土居聖真をボランチに起用。FWを従来の本職とする知念慶とのコンビで後半33分までプレーし、1-0の勝利に貢献したのだ。さらに終盤には右サイドバックの濃野公人がボランチに移って、粘り強く試合をクローズするというサプライズもあった。 ■【画像】「おじさんホイホイエンブレム!」「まさかのコラボ」などの声が上がったJ1鹿島とコロコロコミックがコラボした4月1日限定エンブレム■ 土居はボランチ起用にも特に驚きなく、実戦でトライできたようだ。「しっかり幹の部分というか、そこがあったからこそ、慣れてないポジションではありますけど、そつなくこなせたのかなというのはあります」と手応えを感じつつ、1-0で勝利した試合の中でも「個人的にはもっとゴール前に絡みたかったんですけど、チームとして特に後半、速い攻めが多くなりすぎて、単調な攻撃がちょっと後半になるにつれて多くなった」と振り返り、すでに選手たちと課題を共有したという。 もちろん土居としては二列目でのプレーも意識にあり、ボランチを経験したことで二列目に生かせることは「サポートの位置だったり、仕方だったり、守備のときに自分が助けてあげるだったり……たくさんありますね」と意欲を隠さない。 しかし、同時にボランチでまたチャンスをもらったとしても「どんな状況でも、個人的にはやることは変わらないので。いい準備するだけです」と自分に矢印を向ける。
■ボランチ問題を抱える中で
ポポヴィッチ監督が就任した当初は10番・キャプテン・選手会長の三役を担う柴崎岳と日本代表の佐野海舟というファーストセットが予想されたが、柴崎が宮崎キャンプ中のトレーニングマッチで負傷し、一昨年まで町田でポポヴィッチ監督の指導を受けた佐野も、アジアカップに招集されたことでキャンプに参加できなかった。 それでも中盤のポリヴァレントである樋口雄太や名古新太郎、21歳の舩橋佑と言った候補はいたが、ポポヴィッチ監督はFWの知念慶をボランチにコンバートすると、最初は戸惑いを見せながらも川崎で磨いた”止めて蹴る”の技術と戦術眼を発揮して、開幕戦からボランチのスタメンに定着した。 佐野も幸か不幸か、日本代表がアジアカップの準々決勝で敗退したことにより、開幕スタメンに間に合い、樋口は右サイドハーフで名古屋との開幕戦に出場した。 知念が欠場した第3節の町田戦で佐野は樋口と組んだが、第4節の川崎戦は知念が復帰し、リーグ戦では9年ぶりとなる歴史的な勝利を佐野と支えた。そこから日本代表に選ばれていた佐野が怪我で代表活動を辞退。チーム練習からも一時的に外れることになり、ボランチ問題に行き当たる。そこでポポヴィッチ監督が指名したのは土居だった。
【関連記事】
- ■(この記事の後編)【J1鹿島のボランチが熱い。土居聖真と佐野海舟の言葉から読み解く競争の構図(2)】土居聖真もボランチのライバル&相棒に……佐野海舟が持つチーム内での危機意識
- ■「身長差がいい感じ」川口春奈と三笘薫の「肩くっつけショット」が大反響!「え!かわいい!かっこいい!最高」「この絵最強過ぎる」とファン興奮【人気記事】
- ■「奥さん美人すぎる」J2清水DF高橋祐治の「元AKB48メンバー妻」がスタジアム来場で大反響!「Jリーガの奥さん綺麗過ぎてビビるシリーズ」などファン驚き
- ■「美人すぎ!」横浜FC小川航基が「来場した妻」の前で圧巻の逆転2ゴールを決め勝利に貢献!
- ■「ほんまに綺麗すぎる…」「無双の美しさ」アーセナルMFの世界的美人妻の「ユニフォームワンピ姿」が話題に! 「勝利の女神」と称えられた衝撃的投稿