大阪ダブル選 当選の維新・松井氏、吉村氏が会見(全文1)
「都構想」という言葉を今後も使っていくのか
毎日放送:都構想という言葉は反対陣営のアレルギー反応もあるので使わないのか、今後も分かりやすい言葉として使っていかれるおつもりなのか、いかがでしょうか。 松井:使いますよ。これはもう大阪府民、市民の皆さんの分かりやすい固有名詞だとか、そういう形になっておりますから。要は大阪市内に特別区を設置する、そして広域は一元化していこうというその意味ですから、都構想という言葉は使っていきたいと思っております。 毎日放送:とはいえ、反対陣営、議会の数の関係は変わっていないわけで、議会運営、なかなか大変だと思うんですが、どのようにしていくおつもりか、それぞれ教えてください。 松井:これ、議会の皆さんも選挙で、民主主義で選ばれております。今回、このダブル選挙で一番直近の民意が表れたはずですから、そういう民意を重く受け止めていただけると、こういうふうに考えています。 吉村:そうですね、同じくやはりここは、今回の選挙で大きく争点になったところですから、ここで民意が示されたということを踏まえて、相手方の議会との修正の協議というか、私はそれを進めていくことができると思ってますし、議会の皆さんも今回の民意を受けてその話し合いに応じていただけるものというふうに思ってます。より良いものを一緒にちょっとつくっていきましょうよということで、呼び掛け等していきたいというふうに思ってます。 毎日放送:今回のダブル選挙2勝が、ある程度、都構想ももう一度話し合っていくべきだというような民意も含まれていると今、おっしゃいましたが、であれば橋下代表の引退宣言の理由もまた変わってくるのかなと思っているんですが、引退宣言撤回の大義名分ができたと思うんですが、その辺は仲間としてどのようにお感じでしょうか。 松井:いったんは身を引くということですから、これは都構想が否決された5月の17日のあの結果を受けていったんは身を引かれるということです。これはそれ移行、橋下代表もずっと言われてる、発言されてる、民間人に戻ったあと個人としての人生については、代表自身が決められることだと思います。 吉村:5月の17日の都構想の案が、これ否決された事実は変わらないんですね。で、テレビ討論でもさまざまなご指摘されてなかなか伝わりにくかったんですけども、まったく同じものをするというふうに言ってるわけではないんです。より良い修正案というものを新たに作り出して、それを皆さんに問うていきたいというふうに思ってますので、そういった意味で都構想という言葉が丸々同じだからまったく同じことをするのかといったらそうじゃないので、一応違うのかなというふうに思います。で、橋下市長ご自身の進退についてはご自身で決められることだというふうに思ってます。 毎日放送:ありがとうございました。 司会:続きまして。