TOMS、2024年のスーパーGT参戦体制を発表。37号車のチーム監督にミハエル・クルムが就任!
株式会社トムスは、2024年のスーパーGT GT500クラスに参戦するチーム体制およびマシンのカラーリングを発表した。 【ギャラリー】ホンダ、トヨタ、日産の開発車両をチェック! どこが変わった?|スーパーGT:3メーカー合同テスト TOYOTA GAZOO Racingは昨年12月、2024年シーズンの国内レース体制発表を実施。その際、36号車au TOM'S GR Supraおよび37号車Deloitte TOM'S GR Supraのドライバーラインアップは明らかとなっていた。 坪井翔とのコンビでチャンピオンに輝いた宮田莉朋が海外挑戦のためスーパーGTをはじめとした日本国内のレース活動から離れることとなり、新たにチームに加わった山下健太が36号車で坪井と組むことになった。 37号車は笹原右京とジュリアーノ・アレジのタッグ変わらず、苦しい1年となった昨シーズンからのジャンプアップを目指す。 今回明らかとなったサプライズは、ミハエル・クルムが37号車の監督に就任したことだ。 クルムといえば近年、NISMOのエグゼクティブアドバイザーを務めるなど、日産の人というイメージの方も多いかもしれない。しかし来日後のキャリア初期はトヨタのドライバーとしてトムスのマシンを駆り、全日本F3(1994年)や全日本GT選手権のGT500クラス(1997年/カストロールトムススープラ)を制しており、この度古巣のチーム監督に就任することとなった。 昨年まで37号車のチーム監督に就いていた山田淳氏はトムスの総監督に。舘信秀氏はチーム代表の座に就任。2台のチームエンジニアは引き続き、小枝正樹氏が務めるという体制となっている。 クルム監督は、「ピットウォールで37号車とともに、ドライバーそしてトムスのチームメンバーとともに戦えることに、とてもワクワクしています。また、トムスファンの皆さまとサーキットでお会いできることを楽しみにしています」とコメントを寄せた。 チームの体制は以下の通りだ。 TOM'S 2024年スーパーGT GT500クラス参戦体制 チーム代表:舘信秀 総監督:山田淳 チーフエンジニア:小枝正樹 TGR TEAM au TOM’S 車両名:au TOM’S GR Supra カーナンバー:36 チーム監督:伊藤大輔 ドライバー:坪井翔/山下健太 担当エンジニア:吉武聡 チームアテンダント au Circuit Queen:央川かこ/辻門アネラ ZENT sweeties:寺地みのり/さかいゆりや TGR TEAM Deloitte TOM’S 車両名:Deloitte TOM’S GR Supra カーナンバー:37 チーム監督:ミハエル・クルム ドライバー:笹原右京/ジュリアーノ・アレジ 担当エンジニア:大立健太 チームアテンダント マツモトキヨシキューティー:林れむ TOM’S Team Attendant:東海琳里咲
【関連記事】
- ■日本と世界を繋ぐ、トヨタの“ドライバーズファースト”な取り組み。その輪が広がってほしい!:英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
- ■スーパーGTが2024年シーズンからの予選方式変更を発表。ポールポジションの座はQ1/Q2合算タイムによって決定へ
- ■ライバルが皆驚愕した最強のau TOM'Sに加入。「何でも乗れる」カメレオン系、山下健太は“36号車流”に合わせる構え
- ■スーパーGT&スーパーフォーミュラで2冠のTOM'S、2024年はチャンピオンナンバー『1』を使用せず。その背景をチームと坪井翔に聞く
- ■ホンダからトヨタへ……福住仁嶺と大湯都史樹のメーカー間移籍を実現させた、首脳同士の議論「各ドライバーの可能性を高めるために」