平野和明がびわこ初優勝!大波乱の優勝戦は万舟決着/ボートレースびわこ
ボートレースびわこの「第12回近江牛カップ」は8日に優勝戦が行われた。4日間開催の一般戦はシリーズを通して好天に恵まれ、優勝戦が行われた最終日も朝から晴れ間が広がった。 午後からは少し風も強まったが、最終レース前には落ち着き、気温29度、追い風3m、波高3cmの水面コンディションで優勝戦が行われた。1号艇は万全の仕上がりでシリーズをけん引した林美憲、2号艇は序盤から抜群の動きを見せた平野和明、3号艇は行き足抜群の準地元・小坂尚哉、4号艇は当地3連続優出の溝口海義也、5号艇は直近3連続優出と好調な中村真、6号艇はデビュー初優勝を狙う向井田直弥が顔を揃えた。 レースは3対3の枠なり進入で始まり、0台スタートを決めたのは3コースの小坂とダッシュ勢の3人。インの林はコンマ17とやや遅れを取るも、1マークを先制。しかし、勢い良くスタートした小坂が3コースからまくりに出ると、林と共に外へ流れる。それを差したのが2コースの平野で、外からは中村がまくり差しで追撃。バックストレッチではこの2人が首位争いを繰り広げたが、平野が強烈な伸び足で2マークを先制し、単独首位へ。2番手は中村でほぼ確定し、3番手には立て直した林が溝口を振り切り、勝負は決した。 3連単は2-5-1で3万7520円(59番人気)の波乱。平野は今年初優出での優勝で、当地での優勝も初めて。約13年ぶりに優勝戦の「42」敗戦記録に終止符を打ち、喜びの美酒を味わった。
マクール