Dream Aya、大学生に夢の大切さ語る「自分の好きなことがあったら絶対にあきらめないで」
ダンス&ボーカルグループ「Dream/E-girls」で活動し、現在はフォトグラファーのDream Ayaが6月14日、板橋区の淑徳大学にて表現学科の特別授業を行った。 【写真】フィルム付きカメラで撮影された作品を額装してプレゼントするDream Aya 2017年に音楽活動を引退して7年、同校の特別授業を担当して5年目になるAyaは学生らに「皆さんが表現の勉強をしているということで、私も写真を通して表現し続けているので、皆さんと一緒に何かできたらなと思って今年も授業を担当させていただくことになりました」と挨拶。 今回の課題であるフィルム付きカメラで撮影した作品は、Ayaがアルバイトを経験した自由が丘のカメラ店「ポパイカメラ」で現像とプリントを行ったといい「私は皆さんと同い年の時にはすでに働いていて、アルバイトをしたこともなかったので、引退した時にまずアルバイトをしようと思いました。2020年にポパイカメラさんに初めて履歴書を送り、それから2年くらいアルバイトしながら、カメラのことを学んで現在に至ります」と紹介した。 14歳で上京し「Dream」として芸能活動をスタートしたAyaは「初めて “夢を叶えないといけないな” と思ったのは20歳の時。レコード会社から解雇を言い渡され、歌とダンス以外にやりたいことがないし、どうやってお金を稼いだらいいんだろうと窮地に立たされた。その時に、ちゃんと夢を持って仕事をしていかないといけないなと思い、本格的に自分の夢を追いかけ始めました」。その後、自主的に路上ライブを行うなどしてチャンスを摑んだ。
2011年に「E-girls」を結成すると「そこから私たちは見たことのない景色を見る経験ができました。14歳の頃から夢見ていた大きなステージでワンマンライブをしたり、テレビの歌番組や紅白歌合戦に出場したり……。記憶が薄れているくらい毎日が忙しくて、今考えると夢を見ていたような感覚」と振り返り「自分の好きなことがあったら絶対にあきらめないで欲しい」と力を込めた。 Ayaが「私はそもそも夢がなかったけれど、その時々のやりたいことをやっていく中で夢を見つけていったタイプ。今、夢が持てないことを焦っている方もいると思うんですけど、とにかく好きなことを見つけたらやり続けること。もし嫌だなと思うことがあっても、やり続けられることが好きなことだと思うので、今やっていることがあったらずっとやり続けてほしいなと思います」とメッセージを送ると、学生らも真剣な眼差しで聞き入った。 30歳で芸能活動を引退後は10代から続けていたカメラの道を歩み始めたAya。現在は保護犬活動にも携わり「私もワンちゃんを2匹飼っていて、1匹はアラレというもともと野犬だった子と、もう1匹は生まれつき片目が見えないフレンチブルドッグ。ひとりでも多くの方に保護犬の現状を知ってほしいと思って、シェルターに行って里親さんを募集するための写真を撮影している」と明かした。 授業の後半では学生らがフィルム付きカメラで撮影した作品を講評。印象に残った作品は額装してプレゼントするサプライズもあり、学生らは自身の写真作品に目を輝かせていた。