英歌手デュア・リパがパレスチナ支援表明 即時停戦呼び掛け「避難民に対する私の感情はリアル」
イスラエル軍がパレスチ自治区・ガザ南部ラファへの空爆を継続する中、英歌手デュア・リパ(28)は28日、インスタグラムのストーリーに「子供たちを火あぶりにする行為は決して正当化されない」とのメッセージを投稿し、即時停戦を呼びかけた。 イスラム組織ハマスが昨年10月にイスラエルを襲撃したことを受け、イスラエル軍がガザ地区への攻撃を開始し、多くの市民が犠牲になると、多くのハリウッドスターや映画監督たちが停戦を求めるグループ「アーティスト・フォー・シーズファイア(Artists4Ceasefire)」を結成。リパも同グループに賛同し、パレスチナ支援の立場を表明した。 米音楽誌「ローリングストーン」1月号の表紙を飾ったリパは同誌とのインタビューで、「両親が紛争を逃れてロンドンに移り住んだという事実は、私の存在自体がある意味、政治的なもの」と告白した。 旧ユーゴスラビアのコソボに住んでいたアルバニア人であるリパの両親は、1989年に起きた東欧革命により英国に移民。その経緯に触れ、「(戦争による)避難民に対する私の感情はリアルで生々しい」と続けた。 リパのほかにも米歌手ビリー・アイリッシュ、ビリーの兄で音楽プロデューサーのフィニアス・オコネル、英俳優リズ・アーメッドらも「アーティスト・フォー・シーズファイア」の活動に賛同している。 同グループとは別に、米女優アンジェリーナ・ジョリーや同スーザン・サランドン、同ジェナ・オルテガ、同スーパーモデルのジジ&ベラ・ハディッド姉妹、カナダ出身の歌手ザ・ウィークエンドらもパレスチナ支持を表明している。 長年にわたりイスラエル支持が主流だったハリウッドが、イスラエルとハマスの戦争により状況が変わりつつある。
東スポWEB