【ハスクバーナ スヴァルトピレン401&ヴィットピレン401海外試乗】デザイン優先バイクかと思いきや……高い運動性の虜に!
スタイルに惚れて乗り始めても、スポーツライディングに目覚めてしまうかも!
まずはヴィットピレン401で走り出す。スタート直後からトラクションコントロールを効かせながらラウンドアバウトをいくつか抜けると、いきなり中高速コーナが続く峠へと突入。そこからはコーナーだけをハイスピードで1時間近く走り続けた。 すぐにハイペースに順応できたのはヴィットピレン401が高いスポーツ性を持っているから。この後は何度かスヴァルトピレン401と乗り換えながら峠を走り続ける。タイヤの違いからか、スヴァルトピレンは直立状態から前輪に舵角がつく動きに少しクセがある印象。ただ、何度もバイクを乗り換えるうちにその挙動は気にならなくなってしまった。 エンジンはわかりやすい高回転型。45psを発揮し、1万1000rpmまで回る。本当に速い。しかし、通常時に思い通りの反応を得るには3500rpm以上をキープし、速さを得るには6000rpm以上を保つ必要がある。さらに発進時はしっかりとスロットル開ける必要もあり、キャリアが浅いと若干の慣れが必要かも。しかし、それと引き換えに高回転では、このスタイリングからは想像できないほどの加速が手に入る。 想像以上のスポーツ性に嬉しくなる。欲しい加速を得るためには頻繁なギヤチェンジが必要だが、そこは秀逸なアップ&ダウン対応のイージーシフトがフォロー。低いギヤや低速時は若干ギクシャクするシーンもあるが、基本的には停止時と発進時、路地での小回りやUターン時以外にクラッチ操作は必要なかった。 旧モデルの401シリーズは、デザインに引っ張られた印象もあり、ここまでのスポーツ性はなかった。新しいスヴァルトピレン401とヴィットピレン401の試乗コースが峠オンリーだったのも納得。走るほどに運動性の高さが鮮明になり、その魅力に惹き込まれてしまった。
ハスクバーナ・モーターサイクルズ スヴァルトピレン401&ヴィットピレン401[2024]主要諸元
・ホイールベース:1368±15.5mm ・車重(燃料含まず):159kg(154.5kg) ・エンジン:空冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒398.6cc ・最高出力:45PS/8500rpm ・最大トルク:3.98kgf・m/7000rpm ・燃料タンク容量:13L ・変速機:6速リターン ・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク ・タイヤ:F=110/70-17、R=150/60-17 ・価格:79万9000円 ()内はヴィットピレン401
小川勤
【関連記事】
- この記事を画像付きで見る:【ハスクバーナ スヴァルトピレン401&ヴィットピレン401海外試乗】デザイン優先バイクかと思いきや……高い運動性の虜に!
- 人気記事1:走りは超キビキビ、色はハデハデ! 排気量175ccの街に程よいスクーター、KRV180TCS|キムコ
- 人気記事2:【新車】184万8000円で世界初のハイブリッドスポーツ「Ninja7 Hybrid」6/15国内発売!リッターの加速と250ccの燃費【モーターサイクルショー2024】
- 人気記事3:【インプレ】カワサキW800を購入!元W650オーナーが徹底比較レビュー!【2014年モデル】
- 人気記事4:【速報】CB1300に新色の2024年新型が5月に発売か!?これがファイナルの可能性も?【モーターサイクルショー2024】