【RIZIN】YA-MANが平本蓮に勝てるという3つの理由「気合い」「教科書にはない打撃」「グラップリング」
2023年12月31日(日)『RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)の第14試合・フェザー級(66kg)で、YA-MAN(TARGET SHIBUYA)が、平本蓮(剛毅會)と対戦する。 【写真】朝倉未来をKOするYA-MAN 2023年は5月に『RIZIN.42』でMMAデビューを果たし、三浦孝太に初回TKO勝ち。8月には『RISE』で山口裕人と初代RISEオープンフィンガーグローブマッチ -65kg級王者決定戦を争い、ダウン応酬の末に2RでKO勝ち、プロ初のタイトルを獲得した。そして11月には朝倉未来とOFGキックボクシングマッチで戦い初回KO勝ち、大きな話題を呼んだ。 さらなる飛躍の年となった2023年の締めくくりは、因縁の平本との対決。実戦経験の差から平本有利が予想される中、「その予想を覆す」とするYA-MAN。「平本からしたら一番嫌な相手だと思います」とするその理由とは? ■今までもスキルの差なんて気合いで埋めてきた ――記者会見ではエキサイトしていましたね。平本選手とのフェイスオフの時、何を話されていたんですか? 「エンタメじゃねえんだぞって。SNSであれだけ言われたら、それはエンタメじゃないですよ。アイツは弱いとかダセえとかくらいだったらいいけれど、アイツは度を越している。エンタメでやってないからな、と言いました」 ――会見では、煽られたというよりはすかされた印象でした。 「アイツって、今までもそうだったんですけれどSNSではブワーッと言うんですけれど、会見でラリーしたことがないじゃないですか。頭が悪いんですよ。アイツと表でもSNSでやり合っていたんですけれど、裏でもDMでやり取りしていたんです。そこでもアイツ頭悪いんで、同じことしか言ってこないんですよ。バカとかブスとかハゲとか。頭が悪いから、会見ではそれが出ちゃうのでラリーは出来ないんだなって今日分かりましたね。SNSなら相手が言ってきたことに対して考える時間があるじゃないですか。会見だとすぐにアンサーしないといけないから、それが出来ないからいつも会見ではああやってかわしてきたんだなって思いましたね」 ――芦澤竜誠選手と比べてはどうですか? 「芦澤の方が頭の回転は早いんじゃないですかね。それは思いました(笑)。平本はボキャブラリーが少ないと言うか。引き出しが少ないんだなって思いますね」 ――試合は急に決まったようなんですが、FIGHT CLUBが終わってからだったんですか? 「終わってからですね。めちゃめちゃ直近まで交渉していました」 ――こんなに期間が短くて問題ないんですか? 「自分は試合前も試合がない時もずっと同じ練習ペースでやっているので、問題は全くないですね」 ――朝倉未来戦が終わってから、どれくらいで練習は再開しましたか? 「2日後にはもう練習に復帰していました。怪我もなかったので。MMAの練習、グラップリングの練習って楽しいからやっているので、苦痛じゃないというか。それこそ、みんなが遊びに行くとか飲みに行くとかと同じような感覚で『今日はグラップリングに行きたい!』というような感覚なんですよ。練習に行くって感覚じゃないんですね。本当に、遊びに行くような、好きなことをやりに行くって感覚なんです。キャバクラは好きですけれど、みんなで居酒屋行くのは酒が飲めないのでそんなに好きじゃないんですよ。だから趣味というか、好きなことをやりに行くって感じですね」 ――FIGHT CLUBの試合後にも「平本蓮は歌舞伎町で会ったらぶん殴る」と言われていましたが、試合が決まったのは絶好の機会が訪れた? 「そうですね。この前も歌舞伎町のバーに呼ばれたんですけれど、まず本当にいるか分からないじゃないですか。いないのに行っても自分がバカみたいですよね。それでバーにいる知り合いに聞いたら、午前2時か3時くらいだったので連絡が帰ってこなくて。そうしたらアイツは『俺が呼んだのに来なかった』って言うんですよ。でも行ったら行ったでアイツは警察を呼ぶんで。リアルにですよ。プライベートでもアイツはそんな感じです。脅迫されてますって。だからやるのはリングでしかないなって感じです」 ――公の場で思う存分ぶちのめせる? 「リングでやっちゃえば何も文句が言えないじゃないですか」 ――実際、MMAファイターとしての平本蓮はどのように評価しているんですか? 「強いと思います。ちゃんと練習をしているんだなと思いました。でも、斎藤戦が終わってからは練習ではなく遊びで海外に行っている期間が長くて、ずっと同じ環境でやっているじゃないですか。だからそこまで成長はしていないのかなっていうのと、勝ちに徹しすぎているんですよね。それなら格上の相手にも勝てるだろうって。気合いが入ってないんだなと思います。強いとは思いますけれど、気持ちの部分で絶対に負けないと思いますね。 会見では覚悟の違いと言っていましたけれど、じゃあその覚悟を斎藤戦で見せろって言いたいですよ。お前、最後バテて行けなかったじゃないかよって。MMA歴の差はあるけれどそんなのリングに立てば関係ないし、負ける気はしないですね。今までもスキルの差なんて気合いで埋めてきたので。もちろんスキルは大事ですけれど、泥沼の試合になったら最後は気合いだと思うので、そこに関しては負ける気がしないです。自分の勢いに飲み込まれるんじゃないかなと思いますね」