「僕はあと数年で消える」錦織圭が自虐で笑い誘う 8年ぶりデ杯出場、目標は世界トップ100返り咲き「かなり戻ってきた」
男子テニスの国別対抗戦デビス杯ワールドグループ(WG)1部、日本対コロンビア(14~15日、有明コロシアム)の組み合わせ抽選が13日、都内で行われた。同大会に8年ぶりに出場する元世界ランク4位の錦織圭(34)=ユニクロ=は、シングルス、ダブルスで計3試合に起用。「(出場は)久しぶりになるが、デビス杯は何が起こるか分からない怖さもあるので、チームで気持ちを引き締めたい」と語った。 チーム最年長で臨む錦織は、後輩たちについて「頼もしいですよ。早く(世界上位に)来てほしいなと。行ける実力があるから、早く上がってきて欲しい。僕はあと数年で消えてしまうが、西岡(良仁=世界ランク54位)君が上がってくることによって、(ダニエル)太郎(同92位)もそうだが、(それに続く)若手もどんどん上がってこられると思うので、そこの期待はすごくしている」と、自虐で笑いを誘いながら期待を込めた。 また、自身は今季、故障による休養から復帰し、世界ランク205位まで戻ってきた。現在のプレーに関しては「テニスはかなり戻ってはきているが、1大会の中でばらつきがあったり、集中力を保てなかったり、まだ完璧ではない」と自己分析。25日開幕の木下グループ・ジャパン・オープン(有明テニスの森公園ほか)にも出場予定で、今後に向けて「なるべく早く100位以内に戻すことが一番の目標。ここ(デビス杯)でいい試合をして、アジアシーズンも久しぶりの戦いなので、そこに向けていい試合ができれば」と展望を語った。