7番人気プラウドフレールが抜け出す「競馬については賢い馬」張田騎手/東京2歳優駿牝馬
<東京2歳優駿牝馬>◇31日=大井◇S1◇ダート1600メートル◇2歳牝◇出走15頭◇1着賞金2000万円 7番人気のプラウドフレールが直線で抜け出し、重賞初VをS1制覇で飾った。時計は1分42秒5(良)。張田昂騎手(37)、川島正一調教師(55)ともこのレースは初制覇となった。 道中は前を見ながら5番手の追走。直線に入って内寄りに進路を取ると、一枚上の脚色で抜け出し、1番人気ゼロアワーの追い上げも許さなかった。初コンビの張田騎手は「なるべく前でさばけるように意識していて、手応えはずっと良く、しっかり走ってくれました。イレ込んでいたけど競馬については賢い馬です」とパートナーをたたえ、「この相手で勝てたので」と今後への期待も口にした。川島正師は「完璧にして持ってきましたから」と笑顔。自信の仕上げに馬が快走で応えた。今後は「予定ではユングフラウ賞から桜花賞か、でも上がりの状態を見て、馬と相談ですね」と師。半兄ギャルダル、半姉ミスカッレーラに続いて重賞ウイナーとなり、25年は戦線を引っ張っていく。【渡辺嘉朗】 ◆プラウドフレール ▽父 ニューイヤーズデイ▽母 スリーメロディー(ネオユニヴァース)▽牝2▽馬主 小島俊治▽調教師 川島正一(船橋)▽生産者 辻牧場(北海道浦河町)▽戦績 5戦3勝▽総獲得賞金 2950万円▽馬名の由来 誇り高き+花(フランス語)