いつでも何処でも〝ととのう〟贅沢なキャンプスタイルを追求した「サウナ無番地」のその意味とは
移動するサウナは場所を問わない住所不定でいい。だから無番地……。もちろんサウナに加えて車中泊も可能で、サウナと休憩という贅沢なキャンプスタイルにフォーカスした軽キャンパーが、2024年1月12日(金)から開催された東京オートサロン2024に出展。そのキャンプスタイルは百花繚乱。移動する、泊まるだけでなく、新たな提案を模索する時代に登場しました。 【写真】いつでもサウナ浴できるサウナ無番地の中身を見る(全7枚)
青森産ヒバ+青森製薪ストーブ+青森のカーファクトリー
軽トラックの荷台にテント風幌のキュートな姿が、なんとなく昆虫のように見えることからBug truckのシリーズネームにした青森の軽キャンメーカーのカーファクトリー ターボー。同シリーズで人気の「パネルバン」の進化系モデルとなる「サウナ無番地」には、多くの来場者が熱い視線を注いでいました。 そもそもパネルバン仕様で、すでに薪ストーブ搭載のコンプリートカー販売を行っている同社なので、薪ストーブの煙突の取り付けのノウハウは取得済み。サウナスペースを有効に活用できるように天井くり抜きの縦型薪ストーブを搭載。 この薪ストーブは青森のアウトドアギアメーカーであるフェニックスライズ製を採用。同社の薪ストーブは高機能にしてコンパクトが特徴で、その上、金型メーカーとしての技術力の高さと、寒冷地での開発という地域性とその裏付けもあって、いま薪ストーブファンの視線を集めているブランドです。
サウナキャビンには香り高い青森ヒバを採用
そして内装には青森の銘木・ヒバを採用。香木ともいわれる香りのある青森ヒバは、緊張を和らげ、落ちる気を与えるアロマリラクゼーション効果の高い香りで知られています。そしてヒノキに比べて水に強く抗菌力も高いので、カビや菌の発生を抑えてくれます。住宅のお風呂用品にも使用される信頼の建材で、つまりサウナに最適というわけです。もちろん温度計と砂時計も完備。オール青森産にこだわった仕様の1台です。 内装は運転席との仕切りパネルは取り外しが可能で、車中泊仕様へと展開できます。キャビン内スライドチェアは折り畳み式で、壁に収納することが可能です。左右スライドドアとリヤゲートの三方オープンなので、湿気抜きと掃除がしやすいのもサウナのメンテナンス面を考えても効率がいいですね。
薪ストーブ着火から30分でサウナ浴できる
仕切りパネルで閉じられたサウナキャビンは着火後30分もすれば80~100℃に達するといいます。セルフロウリュウのアミューズメントを楽しめるのもサウナファンにはたまらないですね。仲間や家族と肌触れ合うプライベートサウナとして、キャンプ先で楽しめるイベントソース性の高さが魅力的。お隣さんたちから羨望の眼差しを受けること間違いなしですね。フルコンプリート4WD仕様CVTで425万円の設定だそうです。
ソトラバ編集部 内海