オリックス育成2位・清水武蔵、支度金300万円、年俸240万円で仮契約 武器は「右方向に長打」
オリックスは11日、育成ドラフト2位指名のルートインBCリーグ栃木・清水武蔵内野手(21)と栃木県栃木市内で仮契約を結んだと発表した。支度金300万円、年俸240万円(金額はいずれも推定)。背番号は後日発表される。 清水はオリックス球団を通じて「仮契約を終えて、どんどん実感がわいてきました。プロ野球の世界に入っても、独立リーグでやってきたようにコツコツと練習を積んで活躍できるように頑張ります。自分のアピールポイントは右方向に長打が打てることと、打率も残せることだと思っています。チームにとって欠かせないピースになれるように、まずは支配下登録を目指して頑張っていきたいと思います!」とコメントした。 清水は鹿児島県出身で173センチ、76キロの右投げ右打ち。国士舘高(東京)では1年夏からベンチ入りし、1年秋(2019年)は中堅手として都大会優勝を果たし、2020年春のセンバツに選出(大会は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により中止)。2年夏の甲子園交流試合では磐城(福島)と対戦し、三塁手として4打数1安打だった。3番・遊撃手で臨んだ3年夏(2021年)は3回戦で東海大菅生に敗退。清水は通算3試合で11打数7安打の打率6割3分6厘の13打点。高校通算22本塁打を放った。 卒業後は栃木ゴールデンブレーブスへ進み、3年目の今年は55試合197打数70安打の打率3割5分5厘(リーグ3位)、9本塁打(同6位)、25打点だった。9月末に開催された「日本独立リーググランドチャンピオンシップ2024」では石狩戦で1試合3本塁打を記録した。 担当の内匠政博スカウトは「打撃ではスイングスピードが鋭く、長打も期待できる。スピード感のある守備と地肩の強さが魅力の内野手」と評している。
中日スポーツ