3万円以下はうれしいけど性能が気になる! 売れまくりレーザー距離計「レーザーキャディ GL04」の実力をチェック
セカンド地点から「GL04」でピンフラッグを狙いました。残り100ヤード強かなと思いつつ、ファインダーを覗くと瞬時に107.8ヤードの表示。0.1ヤード刻みです。真ん中の十字マークの下には「SLOPE」+2.0。2段目は「ACTUAL」104.6の表示。推奨距離、傾斜、直線距離の順番です。 ボタンを押したまま左右のバンカーに当てます。「スキャンモード」でそれぞれの距離を連続で瞬時に測定。欲しい情報がすぐに手に入り、スムーズな所作でプレーに集中できます。ファインダーの左下ある「S」マークの赤いボタンを押して「スロープモード」を解除すれば、競技でも使用可能です。 一般的なスライドボタンのプレー中の誤作動のリスクも考えているようです。
「ピンサーチモード」も搭載で誤計測を防止
次のホールのセカンド地点からは目視で150ヤード以上ありそうです。二刀流の筆者は、スタート前に「ピンサーチモード」をデフォルトにしました。ファインダーの右側にフラッグマークが現れます。 電源ボタンを押しながら、中央の十字マークをピンフラッグに当てます。すると緑色で四隅を囲ったロックアイコンが表示されて振動し、数字が固定され、計測完了。間違えて奥の木を計測した数字を信用し、クラブの番手ミスを起こすことはなくなります。
今では高性能のレーザー距離計にはピンサーチ機能は必須といっていい機能ですが、「GL04」のロック、計測の速さには正直驚かされました。 実際にラウンドを通して使ってみて、とにかくノンストレスでスムーズにプレーできました。期待以上で実践向きの優れたレーザー距離計でした。 この高性能のレーザー距離計が、税込3万円を切る価格は魅力的です。「有機ELを使っているのにこの価格だよな、高コスパなら人気があるのも当然」と感じました。さらに、「GREENON」が元もと得意とするGPS距離計ユーザーの製品への満足度とブランドへの信頼度が高く、それを活かしたブランド戦略もレーザー距離計が売れている理由の一つであるように思います。
桑木野洋二