【女子ゴルフ】QT1次が今日からスタート ルーキー24人のほか元賞金女王ら“カムバック組”や“レジェンド”“鉄人”もサバイバルに参戦
森田理香子や成田美寿々がツアー本格復帰を目指す
今年も早いもので、国内女子ツアーは今週がシーズン最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」開催週だ。その陰で来季に向けた戦いが早くも始まっている。 【写真】これがシード喪失選手“国内組”の8人です
きょう19日に全国3会場で始まったクォリファイングトーナメント(QT)のファーストステージがその第一歩。各会場の上位に入り、シード選手以外の来季順位決定戦であるファイナルステージ(11月26~29日、静岡県・葛城GC宇刈C)に出場するための72ホールだ。 A地区(福島県・五浦庭園CC)、B地区(静岡県・裾野CC)、C地区(兵庫県・小野東洋GC)の3地区で行われるファーストステージには、最終プロテストに合格したばかりのルーキー26人のうち24人も参戦。六車日那乃、吉田鈴、山口すず夏らJLPGAの97期生が、来季ツアー出場に向けた新たなサバイバルに挑む。 ルーキーだけでなく、ベテラン、中堅選手の参戦も目立つ。A地区には、無期限休養から復帰した成田美寿々がいる。復帰第一歩となった昨年はファーストステージで終わってしまったが、2024年は主催者推薦などで10試合に出場。2試合で予選通過しており、試合感も戻りつつある。今年の全米シニア女子オープン2位の山本薫里もこの会場にエントリー。51歳になった今もレギュラーツアー出場を目指している。 B地区にはツアー23勝の横峯さくら、241試合連続出場の記録を持つ鉄人、表純子、5年ぶりのツアー復帰を決めたツアー3勝の大江香織らの名前もある。シーズン終盤の優勝争いで大逆転シード入りを目指したがかなわなかった辻梨恵も、ここから来季に向けて戦うことになる。 13年賞金女王で、23年にツアーに戻ってきた森田理香子はC地区にエントリー。主催者推薦中心に7試合でプレーし、予選通過は1試合だが、今度は本腰を入れてQTから挑む。高村亜紀、金田久美子、堀奈津佳ら、ツアー優勝経験者の名も見られる。 今年持っていたシード権を手放した者やステップ・アップ・ツアー優勝者、同ツアー賞金ランキング10位までの者などは、このステージを免除され、ファイナルから出場できる。プロテスト合格組のうちトップ合格の寺岡沙弥香と、ステップ・アップ・ツアー「大王海運レディス」優勝の都玲華の2人もファイナルからの参戦が許されている。
ゴルフのニュース編集部