駒大・藤田敦史監督「全員で5連覇を」 アンカー山川拓馬に期待「私も58分前半で走っていた…もっと上の記録を目指して」/全日本大学駅伝
大学三大駅伝の第2戦「全日本大学駅伝」は3日、名古屋市熱田神宮から三重県伊勢市伊勢神宮までの8区間106.8キロで行われる。2日は出場する有力校の監督が名古屋市内で会見し、史上初の5連覇を目指す駒大の藤田敦史監督は「全員で5連覇を勝ち取りたい」と力を込めた。 10月の出雲駅伝では最終6区まで優勝争いを繰り広げて2位。アンカー対決に敗れて涙を流したエースの篠原倖太朗(4年)は「出雲のときより格段に良い状態になっている」といい、出雲1区区間6位の注目ルーキー、桑田駿介(1年)と合わせて最低2人は当日変更で投入する予定。 最終8区には前回区間賞で、今大会に向けても「状態が非常にいい」という山川拓馬(3年)を2年連続でエントリー。常勝軍団の指揮官は「去年、山川は単独で走って58分10秒。私も58分前半で走っていたし(1998年、58分17秒で区間賞)、窪田忍などは薄底で57分台だった(2012年、57分32秒で区間2位)」といい、「今の時代厚底なら57分台は当たり前だよねと本人とも話している。もっと上を目指すならもっと上の記録を目指さないといけないんじゃないのとは言っている」と次期エースに期待を寄せた。 三大駅伝デビューの見込みが高い期待のルーキー、谷中晴(1年)についても「出雲後からいい状態をキープして、出雲記録会よりいい状態に仕上がっている。あとは彼本来が持っている負けん気の強さ、本番での強さ、プラスアルファの力に期待したい。4区で区間賞争いはしてほしい。アップダウン、単独走、ロードが強い。4区はばっちりはまると思う」と自信を見せた。