育成出身の中日・松山は43HPで最優秀中継ぎを獲得

中日・松山晋也【写真：矢口亨】

　セ・リーグのレギュラーシーズン全日程は6日に終了し、個人タイトルも決定。中日・松山晋也投手は43ホールドポイントで、阪神・桐敷拓馬投手と並び最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。育成入団で、2年目にして初タイトルを手にした24歳の躍動に「スゴすぎる」「素晴らしかった」「最強の剛腕」とファンは声をあげている。 【写真】中日野手の妻は美人アナウンサー　在学中から交際…2019年に結婚した夫人 　松山は八戸学院野辺地西高から八戸学院大を経て、2022年育成ドラフト1位で入団。昨年6月に支配下登録され、36登板で1勝17ホールド、防御率1.27をマークした。2年目の今季は3月に野球日本代表「侍ジャパン」に選出され、欧州代表戦に登板した。 　ところが、レギュラーシーズンではいきなりつまずいた。初登板だった3月30日のヤクルト戦は1死も取れずに4失点で黒星、翌31日の同カードでも2/3回を1失点で、この時点の防御率は67.50だった。 　それでも続く登板から、15戦連続無失点。6月2日のオリックス戦から8月7日のDeNA戦まで21戦連続無失点を記録するなど無双投球が続いた。終わってみれば、59登板で2勝3敗41ホールド、防御率1.33。圧倒的な成績でフィニッシュした。 　この2年間で95試合に登板し、58ホールド、防御率1.30。衝撃の数字を残す24歳に、「とんでもない数字」「最強すぎる」「怪我だけが心配」「日の丸でも活躍してほしい」「打たれる気しない」「まさに育成の星」「信じられん」「凄すぎで涙出る」とSNSにはコメントが寄せられている。