テレ東名物記者「威嚇すればよい、というものではありません」会見の振る舞いで持論 直前には…
テレビ東京の前官邸キャップの名物記者、篠原裕明氏が2日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。記者会見での立ち振る舞いについて持論を記した。 【写真】記者同士が声を荒らげるバトルが起こる直前の、国民民主党・榛葉賀津也幹事長 篠原氏は「会見は、自分の望む答えが出なければ声を荒らげて威嚇すればよい、というものではありません」と指摘。「一般論です」と補足した。 篠原氏は小学生のころに「天才・たけしの元気が出るテレビ」に出演し、「ちびっこ篠原くん」として人気を集めた異色の経歴の持ち主。04年にテレ東に入社し、制作局でバラエティー番組制作に携わった後、報道局に異動。18年に官邸キャップとなり、分かりやすい政治解説で人気者となった。現在は「WBS(ワールドビジネスサテライト)」のデスクとして番組制作の陣頭指揮をとっている。 篠原氏は「一般論」としたが、直前には国民民主党の榛葉賀津也幹事長の会見で、記者同士が声を荒らげるバトルを展開するなどしていたタイミングでの、示唆的な投稿となった。 榛葉氏の会見では、フリー記者が「#国民民主党にだまされた」という言葉が広がっていると指摘したことに対し、榛葉氏は政策協議が始まったばかりであることなどをあげながら、強い口調で反論した。議論が長引くと、フリー記者と別の記者で「次に回せよ」「やらせ記者がいますね」というやりとりが発生。榛葉氏は「やらせ記者」と発言したフリー記者に対し「ちょっと失礼じゃないですか。みんなそれぞれの立場で取材している。同業者に対して、そういうのはだめだ」と一喝した。 フリー記者が「(別の記者が)国民民主党の支援者みたいな対応をしている」と釈明し、再び記者同士で言い合いが始まると、榛葉氏は「えらい展開になってきたね…こりゃ」と、あきれる場面もあった。 党の配信した会見動画の冒頭では、開始を待つ篠原氏が映りこむ場面もあった。