【デイリー杯2歳S/トレセン情報】無傷の連勝狙うロヴィーサ 幸英明も期待「楽しみにしています」
[GⅡデイリー杯2歳ステークス=2024年11月9日(土曜)2歳、京都競馬場・芝外1600メートル] 9日のGⅡデイリー杯2歳Sで無傷の連勝をもくろむロヴィーサ(牝・大根田)は6日に栗東ウッドで最終追い切りを消化。幸騎乗でのびのびとした動きを披露した(6ハロン88・5ー11・7秒)。 本番でもコンビを組む幸は「しまいだけサッとやったけど、動きは変わらず良かったです」と笑顔。一方、大根田調教師は「思ったよりスタートはゆっくりしていたけど、しまいはしっかりしていた。イライラする馬で、テンから飛ばすのはよくないので、これでいいでしょう」と及第点を与えた。 京都芝外1800メートルで行われた10月の新馬戦では、最内1番枠から道中ロスなく運び、直線では猛追する2着馬を1馬身突き放して快勝。幸は「内容は良かったです。競馬で上手に走れていました」と振り返る。今回は当時から1ハロンの距離短縮。「京都の外回りを走っているし、マイルだとペースも流れるから、無理に何番手とかは考えずに行けるでしょう」(大根田調教師)という見通しからも、舞台適性に不安らしい不安はない。 初陣は434キロで出走したが、体がなかなか増えないことが課題。大根田調教師は「牝馬のカリカリしたところがあるからね、現状はこんな感じかな。競馬ではフラフラしているけど、今はセンスだけで走っている。馬の成長を見ながら、それに合わせてレースに使っていきたい」と先を見据えるが、実戦を一度経験した上積みを見込めそうだ。 トレーナーは「幸ジョッキーが稽古にも乗ってくれているし、任せている」と鞍上に信頼を寄せており、当の幸も「重賞のメンバーですからやってみないと分からないけど、楽しみにしています」と本番を心待ちにしていた。
佐藤 美生