「いよいよ遷宮関連行事始まる」 伊勢市長、仕事始めで訓示 三重
【伊勢】三重県伊勢市の鈴木健一市長は仕事始めの6日、市役所で職員に向けた年始の訓示をした。部次長級の職員約40人が、対面やウェブ配信で出席した。 鈴木市長は、令和15年の伊勢神宮式年遷宮に向けたお木曳行事について「いよいよ今年から御遷宮に関わる諸行事が始まる。行政がしっかりサポートし、伊勢の伝統民俗行事を成功させるため協力をお願いしたい」と呼びかけた。 人口減少、少子化高齢化について、市内の高齢化率が33%であることに触れ「行政の役割は増えざるを得ない。デジタルを活用した仕事のあり方の見直しが必要になる」と述べ、デジタル活用に向けた人材の育成、南海トラフ地震に備えた防災対策の人材育成を進めるとした。 また、少子高齢化で自治会など地域の担い手が減少する中、「職員が地域に出ていける環境をつくりたい。地域と対話できる環境を、制度としてつくっていきたい」と話した。