糖度抜群デラウェア ハウスブドウ出荷始まる 長野県松本市
長野県松本市里山辺のJA松本ハイランド山辺ぶどう集荷所で20日、ハウス栽培されたブドウの出荷が始まった。初日は2軒の農家から糖度の高いデラウェアが持ち込まれ、JAの担当者は「これから暑くなるので冷やして味わって」と呼び掛けていた。 2キロ入り56ケースと、10パック3キロ入り24ケースが出荷され、糖度検査では最高で25・8度が計測された。最高品質の「秀」規格の最低基準値は18度で、「通常の出だしは22~23度」といい、驚く声も聞かれた。 今年は積雪が多く、燃料価格の高騰もあってハウスの室温を維持する暖房経費が多くかかったものの、天候には恵まれて良い仕上がりとなっている。果実課の山本大介指導販売係長は「甘さを楽しむなら常温より少し冷やして食べるのがおすすめ」と話していた。 ハウスものは7月中旬から巨峰やピオーネ、シャインマスカットなどが順次出荷され、8月上旬には露地もののデラウェアの出荷が始まる。
市民タイムス