高原の乗馬センターに春が来た 木曽馬に今年最初の赤ちゃん誕生 母馬と一緒に元気よく
長野県木曽町の開田高原、予定日より3週間早く
長野県木曽郡木曽町開田高原の木曽馬の里・乗馬センターで28日、今年最初の子馬が生まれた。予定日より3週間ほど早く、母子ともに健康。母馬の乳をごくごくと飲むなど元気な姿を見せた。 【写真】目が覚めた木曽馬の子馬、母馬が見守っている
たどたどしさ残る姿「無事に生まれて良かった」
鹿毛(かげ)の雄で午前0時20分ごろに生まれた。体重29・5キロと子馬の中では比較的大きい。午後は眠りから覚めて立ち上がり、たどたどしさの残る歩き方で母馬の乳を飲みに行ったり馬房内を歩き回ったり。訪れた人が子馬を見られる放牧の時期は、母子の状況などを踏まえて決める。 センターでの今年の出産は1頭だけ。馬は計36頭になった。職員の髭村(ひげむら)悟さん(39)は「3週間早い出産は珍しく心配したが無事に生まれてほっとしている」と見守った。