<ソチ五輪>女子アイスホッケーの初戦に見えた課題と収穫
■長野五輪のころとは根本的に違う 初戦を終えて、五輪舞台を経験したという上積み要素もある。長野五輪を経験している最年長34歳の近藤陽子は、「長野五輪が女子ホッケーのスタート。あのころと比べるのは難しいが、今は確実にアスリートのメンタルになっている」と、全敗した昔のチームとの根本的な違いが精神面であることを強調した。 激しく、俊敏で、最後まで衰えない走力と闘志を持つスマイルジャパンのホッケーは、この日も会場を沸かせた。第2戦となるロシア戦では、立ち上がりの集中力と積極的なシュート、そして粘り強いリバウンド奪取でゴールを奪い、世界に「スマイルジャパン」を見せつけたい。ロシア戦に勝機ありーである。 (文責・矢内由美子/スポーツライター)