また火曜に苦杯 阪神・村上は8回4失点で完投負け「最後まで投げ切りたかった」
◇交流戦 阪神0-4オリックス(2024年6月11日 京セラD) 悔しさのにじむ完投だ。阪神・村上は、8回4失点で自身4連敗となる今季5敗目。今季ワーストの11安打を浴びるなど中盤以降、オリックス打線につかまってしまった。 「(5回先頭打者を出して)リズムを崩したとか、そういうのはないので。ただ打たれただけなので」 曽谷との投手戦で先手を奪われたのは5回だった。先頭の紅林に中前打を許すなど2死三塁とされると、頓宮にカットボールを右中間に運ばれる適時二塁打で先制点を献上。6回にも自身初の1イニング4被安打で追加点を失った。8回には再び4連打されて2失点。1人で1試合を投げ切ったものの、昨年6月6日の楽天戦以来となる完投負けとなった。 「打たれたんですけど、最後まで投げさせてもらえたので良かった。何とか最後まで投げ切りたかったので」 開幕から全試合で6連戦初戦となる火曜日のマウンドを託されるが、4月30日の広島戦以来白星から遠ざかり、チームも5週連続で敗れた。次回は甲子園での18日の日本ハム戦。チームも自身も白星で交流戦を締めくくる。(遠藤 礼)