【ボートレースコラム】前田将太 経験値の高さで月またぎ開催の主役は任せた
ボートレース徳山では29日~12月4日の月またぎで「日本モーターボート選手会会長賞」が開催される。男女混合戦で島川光男(59=広島)、川北浩貴(52=滋賀)、末永由楽(38=岡山)、青木玄太(37=滋賀)、前田将太(36=福岡)、森野正弘(39=山口)、小池哲也(35=大阪)が主力メンバーとして参戦予定だ。 V戦線を引っ張るのは前田とみる。今年は12回の優勝戦進出で2V。近況も10月2日のG1若松72周年記念で優出3着の活躍を見せ、10月22~27日のSG戸田ダービーでは準優勝戦3着で優勝戦進出に迫るなど好調が続いている。徳山の相性も抜群。通算8回の優勝戦進出で3Vの実績を残し、近況4節でも2Vという強さを誇る。2節前のG1尼崎ダイヤモンドカップ準優勝戦で切ったフライングは気になるが、SG下関チャレンジカップから徳山に転戦の今回は上位戦線でもまれた経験値の高さを披露する。 地元の森野が待ったをかけるか。徳山では通算17回の優勝戦進出で3Vの実績。6月14日の「楽天銀行杯争奪戦」では今垣光太郎らを封じる逃げで優勝したのが記憶に新しい。今年2回目の徳山Vを目指す。 ベテラン勢も黙っていない。島川は8月2日の尼崎「まくってちょ~うだい!!」で2021年6月19日の当地以来となる通算74回目の優勝を飾った。10月には22日の芦屋と31日のからつで2節連続で優勝戦に進出をするなど好調を維持している。レース巧者であり、多彩な攻撃力も健在。若々しいレースで魅了するか。(近藤明春)