サーチライト・ピクチャーズが設立30周年!第37回東京国際映画祭での特集上映が決定、祝福コメントも
1994年の設立以来、アート性とストーリー性の両立、その時代に求められる声に応えながら、そして何よりも生涯の“オンリーワン”となる作品群を世界中に提供してきたサーチライト・ピクチャーズ。2024年に30周年を迎えたことを記念し、サーチライト作品を長年愛する著名人からの祝福コメントが到着。第37回東京国際映画祭での特集上映も決定した。 【写真を見る】サーチライト・ピクチャーズのスタイルを印象づけた『リトル・ミス・サンシャイン』 サーチライト・ピクチャーズはハリウッドのメジャースタジオ、20世紀フォックスのもと、低予算ながらも価値ある作品を個性溢れるフィルムメーカーたちと生み出すことを目的とし、“FOXサーチライト・ピクチャーズ”としてその歩みを始めた。野心的なプロジェクトを手掛けるため先鋭的なテーマを扱うことも多く、インディペンデント志向の題材でありながら、いつの間にか心惹かれ、笑いと感動が共存するような、唯一無二の鑑賞体験に導かれるのも特徴。その高い信頼と評価は、5度のアカデミー賞作品賞受賞と、多くのフィルムメーカー、俳優たちを栄冠に導いてきた実績となり、2020年に“サーチライト・ピクチャーズ”と名を改めても、いまなおあの印象的なロゴとファンファーレのオープニングと共に、多くの映画ファンを魅了し続けている。 そんなサーチライト・ピクチャーズの作品に魅了されてきたのが、LiLiCo、石川三千花、山崎まどか、宇垣美里、宇多丸ら映画を愛する面々。「様々なジャンルがあるのに芯がブレないサーチライト」(LiLiCo)や「サーチライト・ピクチャーズの作品なら、間違いなし!という信頼感」(石川三千花)、「私の心の柔らかな部分から切っても切り離せない」(宇垣美里)といったコメントが寄せられ、様々な思い出と共にサーチライト・ピクチャーズへの愛あるメッセージが綴られている。 そしてこの度、10月28日(月)~11月6日(水)にかけて行われる第37回東京国際映画祭にて、サーチライト・ピクチャーズを代表する6タイトルの上映が決定。サーチライト・ピクチャーズのスタイルを印象づけた全世界大ヒット作『リトル・ミス・サンシャイン』(06)や、ボーイ・ミーツ・ガールストーリー『(500)日のサマー』(09)、ウェス・アンダーソン監督による極上のミステリー・コメディ『グランド・ブダペスト・ホテル』(13)に加え、第90回アカデミー賞作品賞を含む最多4冠に輝いた『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)、さらに、近未来の日本が舞台となった『犬ヶ島』(18)に、第92回アカデミー賞脚色賞を受賞し、極上のユーモアと感動のヒューマン・エンターテイメントとして人々の心を揺さぶった『ジョジョ・ラビット』(19)がラインナップされている。 あわせて、30周年記念となるムック本「SEARCHLIGHT PICTURES issue vol.30」も発売されることに。こでしか読めない特集記事に加え、ロゴ&イラストステッカー付きの永久保存版となっている。9月27日(金)からはヨルゴス・ランティモス監督×エマ・ストーンの映画界最高峰タッグが贈る衝撃の最新作『憐れみの3章』が公開され、2025年にはジェシー・アイゼンバーグが監督、脚本、製作、主演を務め、キーラン・カルキンと従兄弟役で共演する『リアル・ペイン~心の旅~』も予定されている。 設立30周年を迎え、ますます勢いが加速するサーチライト・ピクチャーズは、今後も映画ファンの期待を裏切らない唯一無二の鑑賞体験を届けてくれるはず。 ■<コメント> ●LiLiCo(映画コメンテーター) 「『レスラー』で大号泣し、『あるスキャンダルの覚え書き』で人の隠れた怖さを知り、『ハッシュパピー』で人生を丁寧に生きる力を貰い,『イノセント・ガーデン』で音に酔い、『スラムドッグ$ミリオネア』、『gifted/ギフテッド』、『SHAME』、『ノマドランド』、『異人たち』…。30年でこんなに人を魅了出来るなんて!そして私にとって“ウェイトレス”を見た時、ベッキーに惚れ込んだのも覚えています。いまとなればミュージカルでその役を演じている私がいます。様々なジャンルがあるのに芯がブレないサーチライト。これからもずっと私を魅了してください。おめでとうございます!」 ●石川三千花(イラストレーター) 「サーチライト・ピクチャーズの作品なら、間違いなし!という信頼感。だって見てよ、この30年間のゴキゲンなラインナップ。あれもこれも大好きな友だちみたいに“会いにいく映画”そのもの」 ●山崎まどか(エッセイスト) 「サーチライトは文字通りたくさんの才能に光を当てて、映画の未来を照らしてくれた。 誰かが人生の一時期を振り返った時、思い出すのはきっとこういう映画だろうという作品を届けてくれた。私にも、人に言えないくらい大事なサーチライト作品がある」 ●宇垣美里(フリーアナウンサー・俳優) 「『(500)日のサマー』に『シェイプ・オブ・ウォーター』、『フレッシュ』、そして『哀れなるものたち』。初見の衝撃を超え、何度も見返し反芻することで血肉となったそれらの作品は、もはや私の心の柔らかな部分から切っても切り離せない。己の信じるままに生きることを肯定してくれた作品たちを、そんな作品を送り出したサーチライト・ピクチャーズを、私はこれからも愛し続けます」 ●宇多丸(RHYMESTER) 「映画自体のコンスタントな質の高さはもちろん、丁寧に編集されたシリーズ形式のパンフレット(当然日本オリジナル!)も、個人的にはサーチライト・ピクチャーズ作品を劇場に観に行く大きな楽しみの一つです。今度自分でも、30年分並べてみようかな…?」 文/平尾嘉浩